2002-01-01から1年間の記事一覧

★ Ryu の 目 ☆ no.12

◆今月の隆眼 and ◆通りすがり<近作紹介…‘入り江’をもつ住宅>今回は4月に竣工した岡山の住宅を紹介します。 写真をホームページ http://www.jade.dti.ne.jp/~vivant の〈WORKS〉の個人住宅の覧に‘箕島の家’として、 また http://suteki-house.hoop…

★ Ryu の 目 ☆ no.11

◆今月の隆眼 = 自然のダイナミズムと建築 =広島県に日本三景のひとつ“安芸の宮島”の名前で親しまれている厳島神社があります。海に巨大な鳥居を設けた神社です。華麗な平家納経でも知られているでしょうか。建物も海に張り出して建てられており、満潮時は…

★ Ryu の 目 ☆ no.10

◆今月の隆眼 = 通りへの表情 =既にno.6でお話しましたが、建物は、それが個人の住宅であろうとなかろうと建ち上がった時点で‘社会性’を纏うことになりますから、街並み等への配慮が求められます。 街並みづくりはハードのデザインだけが問題なのではあ…

★ Ryu の 目 ☆ no.9

◆今月の隆眼 = 五感シリーズ…触覚 =日常生活の中で最も“触覚”を感じる場面はやはり入浴でしょうか。冬場のタイル床の冷たさには身震いしましたが、最近はそんなことも少なくなってきたのでしょう…何しろユニットバスが増えてきましたから。 疲れを癒し、気…

★ Ryu の 目 ☆ no.8

◆今月の隆眼 and ◆通りすがり<無言の会話…ふとした出会い>先日、岡山県の牛窓町で小さな不思議な建物に出会いました。瀬戸内海を見渡す丘陵地に建てられた木造のこの建物は5〜60年は経過してると思われます。数年前まで画家のアトリエとして使用され…

★ Ryu の 目 ☆ no.7

◆今月の隆眼 = 気配 =気配 … 私たちの日常からだんだん遠のきかけている感覚かも知れません。‘春の気配’など季節の予感にままあります。その慌てぶりに‘ただならぬ気配’を感じた…という場合もあるでしょう。しかし、総じて‘気配’を感じ取る生活が遠のいて…

★ Ryu の 目 ☆ no.6

◆今月の隆眼 = 塀の意味 =塀は敷地境界上に設けるのが一般的のようです。ここまでは私の敷地ですという所有権の表明として、また、不可侵の表示としてサインを送り出します。勿論、防犯・安全の確保の為でもあるでしょう。しかし、所有域を問題にするので…

★ Ryu の 目 ☆ no.5

◆今月の隆眼 = 光・明・陰・闇 =20年ほど前になりますが、京都の書院建築をいくつかまとめて見に行った折、大津市園城寺の光浄院客殿を訪ねた時のことです。この寺院は書院建築の初期の遺構として建築的に大変意味のあるもので、私も非常に啓発された建…

★ Ryu の 目 ☆ no.4

◆今月の隆眼 = 五感 =人の五感と住環境あるいは居住性との問題を扱ってみたいと思います。《三鷹市民プラン21会議》の活動の中で、私は、「五感による居住環境評価」をしてみたらどうかと言うことを提案しました。五感は主観性が強いので、一般解として…